規制とイノベーションのお話

どうも、Social-Kです。

 

 

一応自己紹介で一記事割くのが普通かなー、と思い別記事で自己紹介はしたので、今回からブログとしてきちんと内容あるものを書いていこうと思います。

 

 

 

…と思ったら、いきなりタイトルが「規制とイノベーションのお話」で、読む人がいない気がするのはさておき。

 

 

 

今回は自分自身で情報法に関する知見を提供する、という形を取らずに、記事紹介という形でブログを書こうと思います(というか、今後も自分が情報法の生の知見を提供する、ということは身分的に考えられなさそうだが…)。

 

 

記事を紹介するのは、自分が記事を読んで、「まさに俺の言いたいことはこれじゃないのか…!」と思ったのもありますが、

 

 

以前から「規制とイノベーション」については、世間に訴えかけたい、というわけではないけれども、発信したい、と思うことがあって、それが、

 

 

イノベーションに対して規制を敷くことが、その発展に寄与しうる」

 

 

という考え方です。

 

 

今も昔も変わらないと思いますが、イノベーションが起こると、人々の生活環境が変化しそれにより人々が恩恵を受けることがある一方で、逆に新たなリスクを抱え、人々の生活に悪い方向に作用することもあります。

 

その時に、害悪から人々を守ってくれる、あるいは害悪を未然に防いでくれるのに、現代では法律が一役買っています(そう思われているかはさておき)。

 

しかし、こと法律をイノベーション(あるいはテクノロジー)と結び付けて話し始めると、恐らく少なくない人が、

 

「法律(あるいは規制)は、イノベーションの発展を阻害する」

と考え、

 

法的規制をイノベーションに対して科すのは、よくない、と思うのではないでしょうか?

 

ましてや

法的規制を科すことで、イノベーションの発展に寄与しうる」

 

と考える方は世間一般に少数なのでは、と思います。

 

 

その少数派の意見(私もその側ですが)について、できれば多くの人に考えてほしい(もっというと、賛同してほしい)ですが、なぜそう考えるのかをきちんと説明しないといけない。そう考えていたときに、今回紹介したい記事である、「法哲学者・大屋雄裕教授に聞く、規制とイノベーションとの関係とは?」に出会いました。

 

・記事本体

pnika.jp

 

この記事でインタビューされている大屋雄裕先生は、総務省のAIネットワーク社会推進会議や内閣府の人間中心のAI社会原則検討会議の構成員として、AI利活用原則に関する枠組み作りに参加されている方で、

 

この記事での大屋先生のご発言が、規制を敷くことがイノベーションを促進しうる、という立場の考え方を的確に述べられていると思い、紹介しようと考えました。

 

記事自体は、前編と後編に分かれていますが、両記事とも内容がコンパクトであり、また法律が絡む記事だからといって、法律知識がないと読めない、ということもないと思います。

 

 

今回のブログの趣旨は記事紹介ですが、記事がそれほど長くなく、あまり書くとネタバレ分が多くなりすぎる気はしますが、記事では、

 

 

・そもそも「規制」はなんのためにするのか?

・「規制」がイノベーションを阻害する場合は?

・「適切な」規制とは?

 

について書かれています。

 

規制が、字面から多くの人がイメージするであろう「個人・企業の活動を阻害する」という側面で語られるのはどういうケースかについて解説され、それを踏まえて適切な規制を実現するためにはどうすればいいのかということについて、具体的な事例を参照しながら提案がなされています。

 

 

現代では、情報社会が進展し、最近ではIoTやAIの利活用が各分野で進みつつあることは様々な情報源から伝わってきますが、それが必ずしも人々の生活にプラスになると限りません(例えばマイナスの側面として、「プロファイリング」というものがありますが、書くと止まらなくなりそうなので、詳しくは別記事に書く…かも?)

 

マイナスの面にどう対処し、イノベーションを一人一人の生活にプラスになるように導いていくにはどうすべきか。それは行政や企業、専門家だけが考えればよい話ではなく個々人が考えるべきことでもあるということも、この記事から読み取れると思います。

 

その考えるきっかけがこのブログであれば、これほど嬉しいことはありません。

 

 

 

 

 

 

…という訳で書いてみて大したこと書けてないなあ、とは思いつつ、ぜひインタビュー記事を読んだことがないという人は読んでいただいて、これを機に現代社会での規制についてなにかしら考えていただける機会にしていただければ幸いです。

 

 

今回はこのあたりで。